前年比52.3%減の38万1100人 県11月入域観光客数

 

 県文化観光スポーツ部(渡久地一浩部長)は28日、11月の入域観光客数は前年同月比52.3%減の38万1100人だったと発表した。国内客は同36.5%減の38万1100人で、今年度で初めて前年同月の6割を超える水準まで回復した。県は「GoToトラベル事業がある程度、定着し10月からは東京が対象に追加されたことが大きい」と指摘した。

 28日からGoToトラベル事業が全国一斉に停止されたことや、それに先立って東京都や大阪市などが対象から除外されたことの影響について、渡久地部長は「現時点で把握が困難」と述べるにとどめた。ただ、県では12月の国内客について「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う旅行自粛、GoToトラベル事業の一時停止の影響などから、厳しい状況が予想される」と分析している。

 沖縄への入域観光客数は、2019年に1016万3900人と過去最高を記録。しかし、今年は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により2月から外国客が急減、3月からは国内客も大幅な減少となった。その後、国内客は徐々に回復傾向にあったもののGoToトラベル事業が一斉停止になるなど不確定要素が強いほか、外国客は入国制限でゼロが継続している。

 県庁での会見で、今年を振り返った渡久地部長は「新型コロナに振り回され続けた年だった。観光客に来ていただいて成り立つ観光産業への影響は大きかったが、(世界最大級の旅行・観光イベントである)ツーリズムEXPOジャパンを(県内で)開催し、陽性を1人も出さなかったのは今後の励みになる」と述べた。

 21年に向けては、「コロナが一刻も早く終息に向かうことを願う。終息後は、旅行の在り方がこれまでとは違うものになる。新たな旅の形態に、沖縄観光がどう対応していくかが重要だ」との考えを示した。

来春のプロ野球キャンプに向け指針策定

 同日は、来年のプロ野球キャンプに向けて「受入指針」を策定したことも発表された。

 同指針では、沖縄へ入域する選手やスタッフなどの球団関係者に事前にPCR検査を実施することや、選手と観客の接触を避けるためのゾーニングの徹底、ファンサービスを行うために選手と観客が近接する場合はアクリル板などの遮蔽物を設置することなどを規定している。

 渡久地部長は「キャンプ地へ来場する観光客の感染防止はもとより、選手をはじめ球団関係者を感染から保護する観点も認識して、安全・安心なキャンプの実現を図るために万全を期する必要がある」と強調した。

 県によると、25日時点で沖縄での春季キャンプを実施すると発表しているのは、読売ジャイアンツ(1軍)、阪神タイガース(1軍)、中日ドラゴンズ(1軍・2軍)、広島東洋カープ(1軍)、横浜DeNAベイスターズ(1軍・ファーム)、千葉ロッテマリーンズ(1軍・2軍)、東北楽天ゴールデンイーグルス(1軍・2軍)、北海道日本ハムファイターズ(1軍・ファーム)。

(記事・写真・図 宮古毎日新聞)

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