琉球史上で最も重要な地は北中城⁉︎ 私的考察

 
ナスの御嶽

 これまでにも琉球国の国王シリーズをいくつかお届けしているが、琉球の正史における最も古い王として広く認知されているのが「舜天王」という人物である。(それ以前の天孫氏王統については架空説が強い)

 舜天は、浦添グスクを居城として勢力を振るったと伝えられている。ちなみに浦添という地名は「津々浦々を襲う(支配する)」という意味を語源としている。

 ということは、舜天は正史における浦添グスクを居城とした初の王。故に、浦添てだこ祭り「三大王統祭り」にも登場するほど浦添に所縁の深い王として伝えられてきている。

 三大王統祭りというのは、舜天王統、英祖王統、察度王統が浦添を拠点としていたという歴史に基づき、三代王統を誇り敬う目的の浦添最大のお祭りだ。

 しかし今回、その定説を覆すかのような私的な考察をしてみたいと思う。

ナスの御嶽と義本王妃の墓

 まず、歴史を紐解く際にとても重要になってくるものの一つとして「御墓・王陵」がある。

 浦添三大王統の墓に注目をすると、一つの疑問が湧いてくる。琉球初の王「舜天」、そしてその子である「舜馬順煕」、さらにその子である「義本」という三人(舜天王統三代王)は浦添を拠点としていたと言われているのだが、彼らの墓は浦添には存在しない。

 どこにあるかというと、実は「北中城(戦前までは北中城と中城は同じ中城村である)」なのだ。

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