県、高齢者への感染拡大防止を呼び掛け
- 2020/12/7
- 新型コロナ・医療
県は6日、新型コロナウイルスで重症化リスクが高いとされる高齢者への感染拡大を防ぐため、▽家庭内で高齢者と接する際はマスクを着用する、▽高齢者自身も会食や模合への参加はできるだけ控える、ことを呼び掛ける玉城デニー知事のコメントを発表した。
新型コロナの感染拡大を防ぐため、県は11月20日~12月11日の期間、職場や会食、家庭での感染対策について集中的な取り組みを呼び掛けている。ただ、病院や宿泊施設、自宅で療養中の患者数、1週間当たりの新規感染者数は増加しており、県は「増加傾向に歯止めがかかっていない」と判断している。
高齢者、直近2週間で77人が感染
また、直近2週間に感染が確認された70歳以上の患者は77人に上る。このうち、感染経路が判明しているのは45人で、内訳は病院や高齢者施設での感染が約44%、家族内での感染は約31%、友人との会食等での感染は約24%という。新型コロナの感染が拡大した今年8月には高齢者への感染が拡大して死亡例が増加したこともあり、県は現状に警戒を強めているとみられる。
玉城知事は、コメントの中で「さらなる感染拡大を防ぐためには、若い方々の協力も不可欠」と述べたほか、「感染状況がさらに悪化する場合には、特に会合、会食に参加する機会が多い世代への外出などの自粛や営業時間の短縮、施設の閉鎖、休業要請などの強い措置を講じなければならない」とも強調した。