美ら島に学ぶ 島野菜の長寿ごはん② ハンダマのごま和え・ンジャナ(ニガナ)の白和え
- 2020/12/6
- 食・観光
次に、「最近ドはまりしている」(るみ子ママ)というンジャナ(ニガナ)の白和えを作り始める。ンジャナも独特の苦みが特徴的な、薬草として親しまれてきた島野菜の一つ。ビタミンCやビタミンA、カルシウム、カリウムを豊富に含んでいる。最初に細かく刻んで水にさらすのだが、ポリフェノールが水に溶けてしまうのを防ぐため、さっと水洗いする程度にするのがコツ。
「料理は大胆さと大体ってのが大事よね」と言いながら、ビニール袋に入れた島豆腐を大ざっぱに握りつぶした。「基本的に混ぜる作業とか何でも、ビニール袋でやるのよ。楽で早い。こだわるのは味の部分でいいのよ」。
でも写真映えはしないな・・・と複雑そうにしていたら、察したママが撮影用に、ボウルに移し替えて混ぜてくれた。調味料を十分に絡めたら、完成。
「ハンダマのゴマ和え」も「ンジャナ(ニガナ)の白和え」も、どちらも5分で完成する小皿料理。今はコロナの影響で、なかなか外食もできず、自宅にこもっているため運動不足にもなりがちだ。
「最近は顔を見てない馴染みの人もいて、やっぱりこのご時世、元気かどうかすごく気になる。ストレスも多くて体を壊しやすいだろうから、少量でも体にいい物を食べてほしい」。東京にいる息子への思いやりを感じさせるるみ子ママ直伝の島野菜レシピで免疫力を高めて、健康を維持しながら新年を迎える準備を進めたい。