万座毛 有料になった今だからこそ、もう一度その魅力を

 

 未だ収まる気配の見えてこないコロナ禍のせいか、話題性もあまり大きくなかったのだが、恩納村にある県内屈指の観光スポット、国定公園にも指定されている「万座毛」が、正確には万座毛エリア施設が大幅にリニューアルされたのをご存知だろうか。

 リニューアル後実際に訪れて、新万座毛を見て思ったこと、またそこから感じたこれから先の違った角度での万座毛の見方などをお伝えしよう。

最新設備導入、しかし見学エリアが有料に

 まずリニューアル後の万座毛の第一印象として、県内でも希少となリつつある昭和感漂っていたあの空間、あのウチナー感満載だった雰囲気は一体どこへ行ってしまったのだ?と目的場所を間違ってしまったのではないかという錯覚を起こすほど、最新設備施設に大変貌してしまっている。

 新施設内にはフードコートあり、洒落た土産屋あり、インフォメーションカウンターあり、テラスあり、トイレも外部モニターで現在の混み具合が把握できるという最新設備を導入!

 そういう設備投資ということもあってなのだろう、実は今回のリニューアルを機にこれからの万座毛見学には入場料がかかるようになってしまったのだ。

 一人¥100、小学生未満は無料。

 こうなってくると、もしかするとウチナーンチュ的には、「は?有料だば!?はーっしぇ、もう行かんし!」となってしまうのかもしれない。

 そこで今回は、特に県民に向けてしっかりと万座毛の隠れた見所、そしてせっかくなので万座毛近隣の関連見所、今後の期待を踏まえて紹介してみよう。

万座毛は万人が座るに足る毛

 まず、「万座毛」、「万座岬」、なぜにそのような名前が付いているかも知ってきたいところだ。

 「万座毛」の漢字は数字の「万」、座るの「座」、そして「毛」と書いて「モウ」と読んでの「まんざもう」である。

 実は琉球王朝時代の18世紀初頭、時の尚敬王が北山巡行の際にこの岬に立ち寄り、そのあまりのロケーションの素晴らしさに、「万人が座るに足りる毛(原っぱ)である!」ということで名付けたと言われている。

 万座毛と言えば、あの絶壁の上から眺める紺碧の海と琉球石灰岩から成る壮大な絶景、そして象の鼻の形に似ていると言われる奇抜な巨大岩などを思い浮かべるかと思う。

 しかし、実はその海の上の広い原っぱこそが「万座毛」なのである。

 尚敬王は遥か昔の琉球王朝期にこの景色を眺め、その独特な地形に感銘を受けこの地を「万座毛」と名付けたのだ。

 そういう角度から見てみると、また一つ違った万座毛の見方ができるかと思う。

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