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タクシーとバスの中間!?ドアtoドアの新交通浦添に トーク弾む車内
- 2020/11/14
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ここでうらちゃんminiの新たな魅力に気付くことになる。このサイズ感の車内ではトークが盛り上がるのだ。市の広報誌で知って、今回初利用という女性は「今までいつもタクシーで片道1100円かかっていたけど、これだったら300円で済むからありがたいですよ」と話す。
また、路線バスと違って、内部の見た目は一般の乗用車と違わないため、公共交通っぽさがなく、みんなで一緒にドライブをしているかのような気持ちになれるのも新鮮だ。
たまたま公民館でカラオケをしていたという女性は「だから公民館に来てもらったんだけど、そこだったら分かりやすいでしょ?」と、呼ぶ側の優しさも温かい。「住所でも行けるんですけど、個人宅なのでそこで当たっているのかが分からないんですよ。なので分かりやすい施設とかだと助かります」と運転手さん。
「タクシーは渋滞したら料金は上がるけど、これだと一緒の料金だから良いですね」という女性の言葉こそが、一律料金の強みだ。
直接車で行くより倍ぐらいの時間はかかったが、自分で運転しなくてもいい低料金のドアtoドア方式、というメリットから、きっとまた利用すると思う。
那覇や浦添周辺の交通過密問題
この実証実験は1年間。2011年度に市が策定した「浦添市総合交通戦略」では、2030年までに公共交通分担率(移動の際に公共交通を利用する割合)を10%に引き上げることを掲げている。市都市計画課の担当者は「既存の(バス・タクシー、モノレールといった)交通システムと競合するのではなく、利用者目線に立った連携をしていきたい」とし、「あくまで今まで公共交通を利用してこなかった人々が利用していく環境を整えたい」と話す。