「新しいMICEの形を示せた」 ツーリズムEXPOジャパン関係者ら
- 2020/11/4
- 経済
11月1日まで4日間にわたり沖縄で初開催された、世界最大級の旅行・観光イベント「ツーリズムEXPOジャパン2020旅の祭典in沖縄」(主催・日本観光振興協会、日本旅行業協会、日本政府観光局)の関係者が2日、県庁に玉城デニー知事を訪問し、4日間の来場者数が計2万4080人となるなどイベントが無事終了したことを報告した。
ツーリズムEXPOジャパンは、国内旅行振興の「旅フェア日本」、海外旅行振興の「旅博」などを一体化した総合観光イベントとして2014年に誕生。これまでは東京や大阪で実施されてきたが、今回は宜野湾市の沖縄コンベンションセンターなどで「旅のチカラで日本、世界を元気に!」をテーマに開催された。
沖縄への旅行の流れが変わることを期待
会談で、高橋広行実行委員長(日本旅行業協会副会長)は「一般の方々も沖縄に来ることに遠慮気味だったが、これを契機に沖縄に行っても良いんだと、訪れる流れが大きくなることを期待している」と強調した。
また、「われわれが目指していた新しいMICEの形も十分示せたと思う。これを機に、MICEがどんどんいろんな形で復活していくきっかけにもなる」とも述べた。報告を受け、玉城知事は「いろんな発見があったのではないかと思う」などと応じていた。
ツーリズムEXPOジャパンでは、10月29日と30日は「業界日」として県内外の観光事業者による展示商談会を行ったほか、同31日と11月1日は「一般日」として一般客の来場も受け入れた。
同時に開催された、観光とITが融合したイノベーションの発信を目指すイベント「ResorTech Okinawaおきなわ国際IT見本市2020」では、台湾デジタル担当大臣 オードリー・タン氏がオンラインで登場し、玉城デニー知事との対談も行った。
(記事・写真 宮古毎日新聞)