もうすぐ「空手の日」 その由来を知ってますか? 沖縄空手の世界⑥
- 2020/10/21
- エンタメ・スポーツ
昨年(2019年)の「空手の日」は10月25日に沖縄空手会館にある守禮之館(特別道場)で沖縄県指定空手古武道無形文化財保持者と高段者による奉納演武が関係者立合いのもと行われました。そして、27日の日曜日に那覇市国際通りで空手演武が2100人ほど参加の大規模で行われました。
今年はコロナ感染による影響で10月25日(日)に沖縄空手会館で奉納演武、厳選された空手道場による演武が無観客で行われてライブ中継されます。2011年から「空手の日」に合わせて空手演武祭を開催しており、2014年から国際通りで行われるようになり規模が年々拡大し、この数年はリアルタイムでライブ中継がユーチューブにより配信されています。
近年はこの「空手の日」演武会に参加するために海外から来沖する空手家も増えています。演武会は日常の稽古を一般の方に見てもらう晴れ舞台であり、子供から年配者まで男女も取り組むことの出来る空手をアピールする絶好の機会です。またこの記念日における演武大会は道場や各団体・組織で行われる空手演武会と違い、沖縄空手界をあげての大演武会となっています。
沖縄空手界は、4つの団体である全沖縄空手道連盟、沖縄県空手道連盟、沖縄空手道連合会、沖縄空手古武道連盟があります。沖縄県知事を会長とした先の4団体の集合組織として沖縄空手道伝統振興会が2008年から活動をしています。又、行政の沖縄県文化観光スポーツ部空手振興課も「空手の日」運営に携わっています。2016年の「空手の日」では3973名による集団空手演武としてギネスブックに認定されました。(その後、インドに更新されました。)沖縄の手帳やカレンダーには「空手の日」と表記されているものが多々あります。