県内外の市場に向け出発 JAおきなわが「初荷式」

 
関係者が見守る中、野菜や花きを載せた大型トラックが沖縄県内外の市場に向けて次々と出発した=4日、浦添市

 JAおきなわ(前田典男理事長)は4日、2024年初荷式を浦添市のJA園芸農産物広域流通センターで開いた。JA役職員や流通業者ら約300人が拍手で見送る中、野菜や花きを載せた大型トラックが、県内外の市場に向け次々と出発した。

 初荷式で、主催者の前田理事長は「消費者から食の安全安心がより強く求められている。持続可能な農業の実現や農業者所得の増大に向け、引き続き消費者の理解醸成を図っていきたい」とあいさつした。

 来賓の前門尚美県農林水産部長は「県では、JAをはじめとした関係機関との連携をより一層強化し、支援していきたい。県農産物の生産販売がさらなる飛躍を遂げることを祈念したい」と述べた。

 その後、前田理事長や前門部長をはじめ、沖縄総合事務局の福島央農林水産部長(代理)、農林中央金庫の坂本賢修那覇支店長ら10人による鏡開きが行われ、沖縄NXエアカーゴサービスの米内山徹治社長の音頭で乾杯した。

 JAおきなわの24年出荷計画では、野菜60億円、花き40億円、果実20億円、ファーマーズマーケット85億円、特産加工品20億円をそれぞれ目標に掲げ、総額は225億円。

 今回の初荷は、サヤインゲンやゴーヤーなど野菜29㌧(5700ケース)、キクや洋ランなど花き20万本(1000ケース)だった。

(記事・写真 宮古毎日新聞)


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