県内外の市場に向け出発 JAおきなわが「初荷式」
- 2024/1/5
- 経済
JAおきなわ(前田典男理事長)は4日、2024年初荷式を浦添市のJA園芸農産物広域流通センターで開いた。JA役職員や流通業者ら約300人が拍手で見送る中、野菜や花きを載せた大型トラックが、県内外の市場に向け次々と出発した。
初荷式で、主催者の前田理事長は「消費者から食の安全安心がより強く求められている。持続可能な農業の実現や農業者所得の増大に向け、引き続き消費者の理解醸成を図っていきたい」とあいさつした。
来賓の前門尚美県農林水産部長は「県では、JAをはじめとした関係機関との連携をより一層強化し、支援していきたい。県農産物の生産販売がさらなる飛躍を遂げることを祈念したい」と述べた。
その後、前田理事長や前門部長をはじめ、沖縄総合事務局の福島央農林水産部長(代理)、農林中央金庫の坂本賢修那覇支店長ら10人による鏡開きが行われ、沖縄NXエアカーゴサービスの米内山徹治社長の音頭で乾杯した。
JAおきなわの24年出荷計画では、野菜60億円、花き40億円、果実20億円、ファーマーズマーケット85億円、特産加工品20億円をそれぞれ目標に掲げ、総額は225億円。
今回の初荷は、サヤインゲンやゴーヤーなど野菜29㌧(5700ケース)、キクや洋ランなど花き20万本(1000ケース)だった。
(記事・写真 宮古毎日新聞)