沖縄の「フードリボン」が2位入賞で快挙 「IVS2022 LAUNCHPAD NAHA」
- 2022/8/4
- 経済
国内のインターネット企業の経営者や投資家が集い、トークセッションやワークショップなど多数の企画が行われるイベント「IVS2022 NAHA」がこのほど、那覇市の那覇文化芸術劇場なはーとをメイン会場に開催された。
3日間行われたイベント最終日には、起業家たちが自らの事業やサービスを投資家にプレゼンして競い合う「LAUNCHPAD(ローンチパッド)」で熱戦が繰り広げられた。約250社の応募の中から予選を勝ち抜いた14社の代表が登壇し、沖縄から参加した天然繊維事業を手掛ける「株式会社フードリボン」が初の2位入賞の快挙を成し遂げた。
全国の起業家・投資家たちの熱気
IVSは「次世代の、起爆剤に。」をスローガンに掲げ、今年で16年目を迎えるイベント。今回は「分散型インターネット」と称される次世代のインターネットの「Web3」領域のトップ企業、ブロックチェーン関連の著名人たちを世界中から集めた「IVS Crypto 2022 NAHA」も那覇市のホテル・コレクティブで同時開催され、3日間の合計で約1,800人が参加した。
「IVS2022 LAUNCHPAD NAHA」は、日本最大級のピッチイベント(自社の技術やサービスをプレゼンする催し)で、会場となったなはーとの大劇場がほぼ満員になる盛況ぶりとなった。客席のほとんどを起業家や投資家、スタートアップに携わる人たちが埋め、会場全体が独特の熱気に包まれた。
最終日に開催されたローンチパッドはIVSの目玉の1つ。トップレベルの起業家・投資家、そして多くの観客を前に自社のプロダクトを6分間でプレゼンして競い合うコンテストだ。
各登壇者は大きなスクリーンに自社のサービスや理念を図式化したり、動画で表現したり、それぞれ独自の語り口で審査員や観客に披露する。求心力のあるプレゼンターのパフォーマンスには会場全体を飲み込む力があり、そんな“ライブ感”がプレゼンの評価に大いに影響した。
参加した14社からは、新たなあり方を模索するSNS、再エネ運用プラットフォーム、企業のカーボンニュートラルを可視化するシステム、ECサイトの高倍率向上・効率化を図るサービスなど、様々な分野での新たな試みについてのプレゼンが次々と繰り出された。