おきなわ彩発見キャンペーンを再開

 

 沖縄県は25日、県内観光需要の喚起策「おきなわ彩発見キャンペーン」第4弾を3月3日から再開すると発表した。新規予約開始は同月1日から。利用期間は同10日までだが、国の手続きが完了次第、期間を延長する予定という。対象は沖縄県内在住者のみとなる。

 同キャンペーンは、県内で新型コロナウイルスの感染が拡大して国の「まん延防止等重点措置」が適用された1月9日から停止していた。県は、同措置が2月20日までで終了したほか、県内の警戒レベルが「2」へ引き下げられたことから、再開に踏み切った。

 今回、同キャンペーンの利用対象となるのは、沖縄県内在住者のみとし、隣県となる鹿児島県在住者の利用は停止を継続する。また、同居家族や修学旅行を除き、1部屋4人以下の宿泊、または1グループ4人以下の旅行に限定する。

 利用条件では、12歳未満とワクチン3回接種者を除き、3日以内のPCR検査、または1日以内の抗原定性検査による陰性証明の提示を求め、感染拡大防止対策を講じる。

 県担当者は「感染拡大を防止しながら、利用者を拡大するなど段階的にキャンペーンを再開し、深刻な影響を受けている県内観光事業者の支援、県内観光産業の回復に向け取り組んでいきたい」と述べた。

 同キャンペーンの予算として、県はおきなわ彩発見キャンペーンの交付金62億円と、おきなわ宿泊事業者感染防止対策等支援事業の執行残48億円を組み換えて合計約111億円を確保している。来年度以降も、これまでに支出した31億円を差し引いた約80億円を活用していくという。

(記事・宮古毎日新聞)

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