沖縄独自の華道会「琉球おもろ流」40周年記念展 11日まで

 

 華道の琉球おもろ流の創立40周年を記念した「『続 地・水・火・風・空』展」(主催・琉球おもろ流華道会)が9日から那覇市文化芸術劇場なはーと3階大スタジオで開催されている。11日まで。約30人の個性が光る作品が鮮やかに展示されている。

 琉球おもろ流は、室町時代から続く日本華道史としては初めての沖縄独自の華道会で、1981年に吉田紫峯家元によって設立された。本来は2021年が40周年の節目だったが、コロナ禍のため記念展を開催できず、今年になって実現した。吉田家元は開催について「迷っていましたが、高齢に伴う体力の衰えに、先延ばしすることが無意味としか思えずに、もはや決行することにしました」と覚悟を決めたという。

 琉球おもろ流は流派の形にこだわらず「華道とは何か」を学問的な観点から磨いていくことを理念としている。沖縄の華道会ながら、沖縄の花のみならず世界各地の花を使う点も「花屋さんに行けば現実に世界中の花があるんですもの」(吉田家元)と語るように、柔軟なスタンスが魅力だ。

 日本文化である華道の会を沖縄で始めてから40年の歩みを「苦難の道のりでした」と飾らない言葉で話す吉田家元。記念展については「沖縄の身近な花々を感じられると思います。わびさびではなく大らかで明るい作品もあります」とその魅力を語る。

 入場料は700円。期間中は3日間とも午前10時から午後6時まで。問い合わせは琉球おもろ流華道会(090-1179-0069)まで。

Print Friendly, PDF & Email

長濱 良起

投稿者記事一覧

フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

この著者の最新の記事

関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ