【沖縄県議補選】「オール沖縄」支援の上原快佐氏が当選 玉城県政は過半数維持

 

 沖縄県議会(定数48)の補欠選挙が9月11日に投開票され、新人で前那覇市議の上原快佐氏=無所属=が初当選を果たした。上原氏は同日投開票の県知事選で再戦した現職の玉城デニー氏を支援する立場で、「オール沖縄」勢力の支援を受けた。玉城氏の次期県政運営は、県議会与党が過半数を維持した形で臨むことになった。

 今回の県議補選は、那覇市長選(10月23日投開票)に出馬を表明している翁長雄治氏の辞職に伴うもので、欠員が生じたことで議長を除く与党と野党・中立が23と同数で拮抗していたが、上原氏の当選で与党24、野党・中立23の構図となった。

 上原氏は「県民の暮らしを守る」として、県内事業者の継続と雇用の維持や新しい生活様式への対応などの新型コロナ対策を掲げたほか、学校給食無償化と給付型奨学金の拡充や保育士の適正配置で「安全な教育・保育をつくる」などの政策を主張。さらに、名護市辺野古の新基地建設への反対を訴えながら、玉城デニー氏とのセット戦術を徹底して支持を固めた。

 当選を受け、上原氏は9月12日付けでツイッターで「翁長雄治さんから引き継いだデニー県政を支える『オール沖縄』の貴重な1議席。超短期決戦の県議補欠選挙、県内外の多くの支持者の皆様のおかげで守り切ることができました。支援を頂いた皆様、本当にありがとうございました。これからも声なき声を大事にする政治に全力で取り組みます」とコメントした。

 補選には上原氏のほか、全て新人で参政党公認で前那覇市議の仲松寛氏、自民党公認でエステサロンオーナーの下地ななえ氏、無所属でNPO法人代表の糸数未希氏の4氏が立候補していた。

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真栄城 潤一

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1985年生まれ、那覇市出身。
元新聞記者、その前はバンドマン(ドラマー)。映画、音楽、文学、それらをひっくるめたアート、さらにそれらをひっくるめた文化を敬い畏れ、そして愛す。あらゆる分野のクリエイティブな人たちの活動や言葉を発信し、つながりを生み、沖縄の未来に貢献したい、と目論む。

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