浦添市長選WEB公開討論会詳報(上)JCI浦添主催
- 2021/2/3
- 政治
2月7日投開票の浦添市長選に先立ち、浦添青年会議所は1月27日、立候補予定者(告示前当時)のウェブ公開討論会を同市内で収録、公開した。討論会の一部詳報を2回に分けて掲載する。
市長選には届け出順に、自公推薦で3期目を目指す現職の松本哲治氏(53)と、共産や社民などが支援する前浦添市議の伊礼悠記氏(38)の2人が立候補している。
■YouTube「20210127_浦添市長選挙WEB公開討論会」
https://www.youtube.com/watch?v=l1N13KR0WrU&t=2979s
立候補を表明した理由
松本氏「3度目の出馬となります。飛行機で例えるならば、1期目で機種を替えて整備をし、2期目で実際に滑空に向けて加速をしているのが今でございます。浦添市で抱えるたくさんの課題に(3期目となる)あと4年間で継続して取り組むことで、浦添市という飛行機は大きく高く舞い上がることができると思っています。しっかりと市政を担わせて頂きたいです。私たちの街にはたくさんの課題がありますけれども、同時に可能性やワクワクするポテンシャルがたくさんあります。みなさんと一緒に花開かせていける次の4年間にして参りたいと思っております」
伊礼氏「市会議員になる前は看護師をしていました。国民健康保険証がなくて重症化して運ばれてくる患者さんを多く見てきました。日本は先進国なのに、なぜ貧困がゆえに命を落とさないといけない人がいるのかという現実から、市会議員を目指しました。今でもコロナ禍で医療現場は本当にひっ迫しています。みなさんの状況はどうでしょうか。職を失ったり、命や暮らしが脅かされたりという状況を何としても変えていきたいです。今、国の政治は自己責任を押し付けています。沖縄では米軍人によってコロナのクラスターも発生しました。米軍言いなりの菅政権には、今の状況は全く変えることができないと思っています。浦添市においても暮らしや命が守られる政治、一人一人が輝く浦添市を実現していかなければならないと思っています。多くの市民団体や政党のみなさんから要請頂いて、みなさんお一人お一人と一緒に新しい浦添市を作るという思いで、市長選挙に立候補を決意しているというところです」
浦添市の重要課題を3つ
伊礼氏「1つ目は軍港建設問題です。市長は1期目途中で公約を破って、軍港を受け入れました。その時、『浦添の未来を考えて軍港を受け入れた』とおっしゃっていました。その浦添の未来であったはずの、市長肝いりの(軍港移設場所)南側案も、防衛省が認められないとするやいなや、いともあっさりと公約を破ってしまいました。市民代表ではなく、日米両政府の代弁をする、日米に自己主張できない市長だと言わざるを得ません。市民の立場から言えば、軍港建設は許さないという民意を主張するべきです。