沖縄県、対処方針期間を延長 「全数把握」は当面継続

 
沖縄県庁

 沖縄県は29日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、オミクロン株「BA・5」の対策強化地域指定に伴う対処方針の期間を9月16日まで延長すると決定した。会議後に会見した玉城デニー知事は、8月中旬以降、感染拡大は弱まっているが、医療は引き続き逼迫(ひっぱく)していると指摘した。患者の詳しい届け出を全員について行う「全数把握」は、継続するとした。

 県は、7月21日に県医療非常事態宣言を発出し、8月4日には、国に「BA・5対策強化地域」と位置付けられ、感染防止対策の拡充に取り組んできた。

 今後、高齢者施設などで、2週間に1度の定期PCR検査に加え、定期検査に参加していない施設を含めて、抗原定性検査キットを配布し、検査体制を強化するほか、アルコールの提供を伴うイベントの延期を検討するよう求めるなど、取り組みを継続する。

 全数把握の見直しについて、玉城知事は会見で「慎重に検討する必要がある。引き続き、情報収集を行いながら、現状の仕組みを継続していく」との考えを示した。

 これまで、全数把握をめぐっては、保健所などの負担が大きいとして、自治体の判断で詳細な報告を高齢者や重症化リスクの高い人に限定することができる方針を、国が打ち出してきた。ただ、27日に県が開いた医療界で構成する専門家会議では、出席者から慎重な意見が相次いでいた。

 玉城知事は、県医療非常事態宣言が発令中であり、一般医療を含めた救急医療が制限された状態にあることを踏まえ「基本的な感染対策を徹底することやワクチン接種を最新の状態にするなど、今実践できる対策を引き続き実行してほしい」と呼び掛けた。

(記事・写真・図 宮古毎日新聞)

■関連記事
☆「BA.5対策強化地域」に指定 沖縄県=HUB沖縄

Print Friendly, PDF & Email

関連記事

おすすめ記事

  1.  10月1日、株式会社プロアライアンスと琉球朝日放送株式会社(QAB)が協同して構築した、…
  2.  「久しぶりー!」「元気だったー!?」と、賑やかな声が飛び交う。10月2日に開催される「沖…
  3.  安室奈美恵、MAX、DA PUMP、SPEED、知念里奈、三浦大知…沖縄発で今現在も大活…
  4.  感染者数は依然として収束を見ないが、「ウィズコロナ」の広がりから徐々に国内からの入域客数…
  5.  サッカーJ2のFC琉球が、いよいよ崖っぷちに追い込まれた。  琉球は9月18日、沖…

特集記事

  1.  敵味方、民間人、軍人、国籍問わず、沖縄戦などで死没した全ての人々の氏名を刻む「平和の礎」…
  2.  2022年“選挙イヤー”の沖縄で最大の政治決戦となる9月11日の県知事選は、米軍普天間飛…
  3.  今年で本土復帰から50年の節目を迎える沖縄。9月11日には14回目の県知事選挙が行われる…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ