沖縄出身・仲本、地元で日の丸背負い躍動 バレーボール日本代表紅白戦

 

24年パリ五輪出場が目標 「一歩一歩階段上る」

ジャンプサーブを放つ仲本

 バレーボールの沖縄県勢男子でオリンピックに出場した選手はいない中、2024年のパリ五輪に向けて「そこに辿り着きたいという目標を掲げています」と高みを見据える仲本。「AVCカップやVリーグも24年に繋がっていると思うので、先を見据えながらも、しっかりと足元を見て、一歩一歩階段を上っていきたいです」と意気込む。

 代表では、自身と同じアウトサイドヒッターのポジションに守備力の高い選手が揃っていることから「ディフェンスの部分で抜けた力を身に付けて、違いを出していきたい。身長は低いですが、大きいブロックに対するアタックの打ち方はVリーグでも取り組んできたので、アピールしていきたいです」とさらなる成長を見据えた。

 今回の紅白戦では、地元沖縄の学生がコート拭きなどで運営を手伝い、観客席にも一流のプレーに目を輝かせる若者の姿が多く見られた。

 高校までを沖縄で過ごした仲本は「僕は高校時代に全国トップレベルの選手だった訳ではないし、強豪校の出身でもありません。それでも地道に努力を続けていけば、こういうところまで辿り着くんだよということを伝えたいです。努力を重ねれば、夢に到達できる。僕も彼らに負けないように、お互い頑張っていけたらと思います」と熱いメッセージを送った。

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長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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