採用取り止め、友人関係希薄に… コロナ禍の影響「あり」94.4% 沖縄県学生就職意識調査

 

withコロナに慣れも

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 webでの説明会や面接が増えていることに対しては「利用した方がいい」「利用に抵抗はない」という回答が7割を超え、コロナ禍での就職活動に徐々に慣れてきている側面もあるようだ。

 webの普及により「就職活動の範囲が広がった」「遠隔地でも低コストで参加できる」と企業の選択肢が拡大したことを歓迎する声や、「対面より緊張せず対応できる」など肯定的な意見が見られた。

 一方、少数派ではあるが、「対面の方がコミュニケーションが取りやすい」「使用方法が良くわからない」との声もあった。

 学生団体CEOの舟田代表は、webの使用について「コミュニケーションソフトウェアの使用法に慣れていない、通信環境の不安定、面接にあまり適さない環境など、対面での面接よりも外部的要因による影響を受けることが多いため、大学等でその環境を準備する取り組みは今後も行なっていってほしい」と要望した。

男性の育児休暇 6割超が「取得すべき・した方がいい」

 ワークライフバランスに関する質問では、ほとんどの学生が「仕事とプラベートを両立させたい」と答えた。週休2日以上の休みや、定時で終われる業務量を重視する回答も多かった。

 ワークライフバランスの自らの定義については、終業後や休日の時間を「自分の趣味等の時間にあてられること」「家族や友人・恋人と過ごせること」「配偶者や子どもとゆとりのある生活を送れること」とする答えが大半を占めた。

 男性の育児休暇に対する認識を問うと、「職種や役職に関わらず、取得すべき」「どちらかというとした方がいい」との回答が合わせて62.5%に上った。

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長嶺 真輝

投稿者記事一覧

ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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