那覇市役所の屋上産ピィパーズ初収穫 普及団体が市長に感謝

 
沖ピ協の宇根良則会長(左端)ら関係者と城間幹子那覇市長(同2人目)

 屋上緑化の一環で約90種類の植物が植え付けられているという那覇市庁舎。その一つに“沖縄在来の香辛料”と言われる「ピィパーズ」(和名:ヒハツモドキ)がある。ピィパーズの生産振興に取り組む「沖縄県ピィパーズ生産推進協議会」(沖ピ協)の宇根良則会長らがこのほど、那覇市役所に城間幹子市長を訪れ、活動報告を行うと共に屋上で収穫されたピィパーズを贈呈した。

 2012年に現在の市庁舎が完成してからというもの、同会は屋上でピィパーズの生育に励んできた。うまく育たなかったこともあったが、生き延びた苗を会員が引き取って養生し、また庁舎に戻すなどの努力を重ねてきた。植え付け用の土や肥料は那覇市から提供されるなど両者の協力があった。

 宇根会長はピィパーズの普及について「那覇市庁舎にピィパーズが植えられているということが、大きなアドバルーン的な意味を持っています」と感謝。「ピィパーズの和名はヒハツモドキで『モドキ』というのが不名誉です。ニガウリが『ゴーヤー』として全国的に地名度を得たように、ヒハツモドキも『ピィパーズ』として普及させて『モドキ』を死語にしたいです」と気合を入れる。

 1月にはピィパーズの実800gが初めて収穫できたという。“市役所産”のピィパーズをプレゼントされた城間市長は「屋上の緑化も助けられていますし、場所を提供した我々としても喜ばしいことです」とお礼を述べた。

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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