都市対抗野球沖縄県予選③ タイ・ブレークで歓喜のサヨナラ勝ち
- 2021/8/27
- エンタメ・スポーツ
毎年開催されている社会人野球の象徴、都市対抗野球大会。例年、沖縄県の第1次予選は2チームのみが権利を得るが、九州の社会人チームが減って1枠が空いたことにより、3年に1度だけ沖縄県に第3代表権が与えられている。
既に2枠が決まった2日後の24日、ANA BALL PARK浦添で沖縄第3代表出場権をかけて、シンバネットワークアーマンズベースボールクラブ(以下シンバ)とビッグ開発ベースボールクラブ(以下ビッグ開発)が対戦、タイ・ブレークの末、5−4でビッグ開発がサヨナラ勝ちし、九州大会出場の最後のチケットを手に入れた。シンバは決勝でエナジックに0−3で負け、第2代表決定戦も1−2で敗戦、この日、3度目の挑戦も勝ちきれず、目の前だった代表権獲得チャンスを逃した。
ボークでリズム狂わされたか
試合は2回、シンバは住本将基捕手の本塁打で先制、3回には銘苅圭介選手の中適時打で1点を追加した。ところが、4回、先発の又吉亮文投手が1死1、2塁にしたところでボークを獲られ、そこからリズムが狂わされてしまったのか同点に追いつかれた。その後両チーム共に攻めあぐね、9回終了時点で2−2の同点。大会のルールにより、10回からは「タイ・ブレーク制」が適用され、無死1、2塁から始められた。
10回表、シンバの攻撃は、1死で菅野裕志選手が左中間に適時打を放ち2点を追加。そこでビッグ開発はルーキー榎本陽吾投手を投入。期待に応え、二者連続三振で後続を断った。