沖縄の入域観光客数、5月は64万人 前年比62.6%増

 
県内の入域観光客数は、前年同月に比べて18カ月連続で増加している=27日、那覇市の国際通り

 沖縄県は26日、2023年5月の入域観光客数は、対前年同月比62.6%(24万8500人)増の64万5300人と発表した。対前年同月に比べて増加したのは、18カ月連続となった。ただ、コロナ禍前の19年同月と比べた場合は、22.7%(18万9600人)少ない入域数にとどまっている。

 入域観光客数の内訳は、国内客が同45.0%(17万8500人)増の57万5300人。国内客は、19年同月(56万6500人)を上回る入域数となった。

 19年同月には26万8400人だった外国客は、今回は7万人にとどまる。昨年同月は入域ゼロだったことを考えると増加しているものの、本格的な回復には至っていないといえる。

 県は、国内客について「5月は月末に台風が襲来し、航空便の欠航やクルーズ船の寄港キャンセルの影響があったものの、新型コロナの5類感染症移行、ゴールデンウィーク、全国旅行支援等による需要喚起により前年同月比で増加した」としている。

 また、6月について「全国旅行支援による需要喚起が引き続き期待できる。県内各地で開催されるハーリー大会などのイベント、横浜港・神戸港発クルーズ船の寄港や県内離島を巡る日本船による那覇港発着クルーズ(フライ&クルーズ)があるため、好調に推移すると見込まれる」と分析した。

 国内客の内訳で、最も多かったのは東京方面で26万7100人。次いで、関西方面の12万9200人、福岡方面の6万9600人、名古屋方面の5万1300人などと続いている。

(記事・写真・図 宮古毎日新聞)


この著者の最新の記事

関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…
宮古毎日新聞

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ