「人が浮いている」海上照らし捜索 陸自ヘリ行方不明
- 2023/4/9
- 社会
宮古島市の消防本部によると、8日午後7時40分ごろ、自衛隊から「人が浮いている」との通報があった。通報を受け、海上保安庁などが伊良部島の「三角点」と呼ばれる場所の近くを捜索したが、同日夜は発見することができなかった。
同地点は、6日に行方不明となった陸上自衛隊ヘリの機影がレーダーから消失した海域からも近い。ヘリには第8師団長ら10人が搭乗していた。これまでヘリのドアとみられる部分などは回収されているが、搭乗員は見つかっていない。
8日夜は、通報があった地点で海上保安庁のヘリが海面を照らすなどして捜索を行ったが、見つけることができなかった。9日は朝から捜索する方針という。
行方不明となったヘリは、陸上自衛隊第8師団第8飛行隊(熊本県の高遊原分屯地)に所属。6日午後3時46分ごろ宮古島分屯基地を離陸し、同午後5時5分に同地へ着陸予定で航空偵察のため飛行中のところ、午後3時56分ごろに宮古島周辺の洋上でレーダー航跡が消失した。
(記事・写真 宮古毎日新聞)