歴史あり、パワースポットあり、知られざる「奥武山」

 
修景池の隣にひっそりと佇む「心海上人の墓」

 奥武山はかつて離れ島で、限られた人物しか訪れることが出来ない特別な島だったと言われている。今回は、そんな奥武山のスピリチュアルスポット、歴史スポット、について伝えていこう。

小さな島に三つの神社

 奥武山公園の一角に、周りとは雰囲気が異なる「心海上人の墓」がある。心海上人とは、1700年代に護国寺の住職を勤め上げ奥武山に渡り、島内に「龍洞寺」を創建し隠居した人物だ。

 龍洞寺は、葛飾北斎が描いた琉球八景の一つ「龍洞松濤(りゅうどうしょうとう)」のモデルになっていることからも、当時から風光明媚な島だったと思われる。龍洞寺は現存しないが、現在奥武山には護国神社世持神社沖宮という3つの神社がある。

 この3つは、それぞれ奥武山に昔からある3つの山、日護森(ひごのむい)銀森(なんじゃむい)黄金森(くがにむい)に建立されている。奥武山の遊具エリアの名称が「ナンジャムイとりで」となっているのは、ここに由来しているのだ。

今回はこの3つの中の沖宮にスポットを当ててみよう。

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