女優・柴田千紘の沖縄めぐり「流しになったやちむんさん」編

 

 旅を愛する女優・柴田千紘さんに、沖縄リピーターの立場で見た沖縄を素直な視点で描いてもらう紀行日記の第4弾。今回は人生のサーファーのような“流しのミュージシャン”との出会いについてです。


 こんにちは!
 コロナからのワクチン打つの打たないの、オリンピックやれやるなと討論耐えない今日この頃ですが皆さまどうお過ごしですか?
私はあえて暑いところで毎日のように海に浸かっていたら頬のシミが爆増して慄いています。

 沖縄も夜8時までで閉まってるお店もほとんどだし、逆にずっと若者で賑わってるお店もあるし、住処分けされてるかのようですね。
コロナが長引いて、緊急事態の解除だ延長だと対応している中で、皆さんの捉え方や付き合い方も大分変化してきたんじゃないでしょうか。

 私は元々現金をあまり使わない生活だったので大きく変わりありませんが、
そんな中でも… 旅人として知らない町や特に高齢者の多い島や田舎に行きづらくなったり、ヒッチハイクがしずらくなったとか、役者としてリモート撮影をしてみたり、緊急事態宣言延長にスケジュールが振り回されたりする程度の、小さな変化はありました。

 まぁそれでいうと一生なにかしら変化はしているし、これからもそうでしょうから、なんとか乗りこなして進化していくのでしょう。

 人生のサーファーのような先輩

 さて。
 そんな流れるように柔軟に変化する人生のサーファーのような先輩に出会ったので今回はその方をご紹介したいとおもいます。

 やちむん(奈須重樹)さんです。

 やちむんさんは「流しのミュージシャン」をしています。ご本人の「ミュージシャン」の定義からすると少しズレるようなのですが、皆さんに紹介しやすい言い方として「ミュージシャン」としています。

 皆さんも屋台村みたいなところで飲んでいたら演奏家やマジシャンの方が周ってきて自分のテーブルで芸をしてもらった…という経験があるんじゃないでしょうか?
 細長い風船を膨らませてプードルやクマさん作ってくれたりもしますよね。

 私は今までそういった流しの芸人さん達に貰った「私のサイン入りのトランプ」や「あちこちねじれて曲がったフォーク」や「トランプが中に入ったまま閉まっているペットボトル」なんかが、捨てるに捨てられずに家の片隅にゴチャっとあります。…どうしたらいいのこれ?

 沖縄に住んでる方は勿論、観光に来た方でも路上やのれん街で演奏しているやちむんさんを見たかけた方も多いと思うんですが、私も半年ほど前にのれん街で友達とハシゴ酒の最後に入ったところ、初めてお会いしました。

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