サスティナブルをもっと身近に。沖縄発のオリジナルブランド「mana. ORGANIC LIVING」

 
mana. ORGANIC LIVING代表・浜村英莉さん

 「エコのイメージを、『我慢』ではなく『お洒落』に変えたい」

 そう話すのは、先日フランスから帰国したばかりの浜村英莉(はまむらえり)さんだ。浜村さんは2018年11月、ゼロ・ウェイスト(無駄・ごみ・浪費 をなくすという意味)を掲げたオリジナル製品を取り扱うブランド「mana. ORGANIC LIVING」を立ち上げた。

 「mana. ORGANIC LIVING」では、竹歯ブラシやステンレスストローなど、サスティナブルな製品をオリジナルで開発・販売し、売り上げの1%は環境保全活動をする団体(特に沖縄の珊瑚保全活動をしている団体)に寄付している。

 浜村さんが環境問題に意識を向けたのは6年前。海外に留学中知り合った外国人の、ある一言がきっかけだった。

きっかけは皮肉めいた一言

mana. ORGANIC LIVINGのステンレスストロー

 「君はマテリアリスティックだね」

 突然言われたその一言、その場ではどういう意味か分からなかった。調べてみると、マテリアリスティックとは「物質主義」つまりお金と物の所有に過度に重きを置く人、という意味だった。当時大学生だった浜村さんは、安価な洋服、いわゆるプチプラ製品を身につけていたことから「買っては捨てるを繰り返す人」という意味合いで発せられた皮肉だった。

 その一言がずっと頭に残ったという浜村さん。「気になって色々と調べてみると、私たちの日々の消費活動や選択が地球環境に大きな影響を与えていることを知りました」

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