新宿エイサーまつりに沖縄から具志川青年会出場!地域活動に評価
- 2022/7/15
- 社会
沖縄県外では最大のエイサーまつりへと飛躍を遂げた「新宿エイサーまつり」が、3年ぶりに7月30日に開催される。東京・新宿の夏には、すっかり欠かせないイベントとなり、まさにこの日は新宿の街が沖縄一色に染まる。コロナ禍となって初めての開催に、沖縄県から「具志川青年会」が派遣される。
沖縄感で賑わう新宿の街
2002年からスタートした新宿エイサーまつりは、今では観客数は100万人超え。多くの人に沖縄の芸能やエイサーを知ってもらえる大イベントだ。
出演団体は東京都内のエイサーチームがほとんどだが、毎年、沖縄県から青年会が派遣され、伝統エイサー、創作エイサーなど30団体近くが演舞を繰り広げ、沿道の多くの観衆を大いに沸かせている。
ユニークな立て看板で「エイサー愛」
具志川青年会は、旧具志川市(現うるま市)の中で最も歴史が古い青年会。その歴史は約150年も続く。大太鼓のバチ回しと激しく回転する演舞構成、地謡(歌・三線)に女性が参加する、新鮮味ある伝統エイサーが魅力的だ。
沖縄県内の青年会を毎年選抜して派遣を行う「沖縄県青年団協議会」により、今年の「第19回新宿エイサーまつり」への出場枠を手にした。コロナ禍の中で地域の為に活動していたことが評価された。その注目された活動のひとつが、エイサー愛をアピールするユニークな立て看板の製作だ。
「朝ドラよりも わったーエイサーで ちむどんどん」
「エイサーシンカのSHOWTIME」
「外せないマスク だから魅せる エイサーの魔術」
など、毎年、時事ネタや流行を取り入れた数枚を、県道8号沿い具志川駐在所近くの交差点などに立て、行き交う歩行者やドライバーの目を楽しませている。
立て看板を製作した天願虎南会長(22)と同青年会の城間盛伍さん(23)は「(コロナ禍の中)どうしたら青年会員が集まり、伝統のエイサーを楽しくつなげていけるか。多くの会員が集まることを願い、看板を立てた。新聞やメディアを通して、多くの人の目に届いていることに、やりがいを感じ、活動のモチベーションにもなっています」と立て看板が青年活動の活性化につながっていると話す。