新宿エイサーまつりに沖縄から具志川青年会出場!地域活動に評価
- 2022/7/15
- 社会
コロナ禍、工夫重ねてエイサー演舞
エイサー活動はというと、コロナ禍の影響が大きく、祭りの中止や旧盆の規模縮小で披露する機会が失われた。それでも「伝統を絶やしたくない」と仲間らと工夫を重ね、少人数ながら活動を続ける。
マスクをして太鼓などを消毒し、2メートルの間隔を空け、約20人が練習に集まる。旧盆入りのウンケーでは、集落内4カ所を回り、エイサーを披露。新型コロナ感染防止のため、人数や時間を縮小した上、マウスガードやマスクを着用して演舞した。密を避けるため、事前周知なしの演舞を行うなど工夫した。
天願会長は「地域の方から『この時期にエイサーを踊ることに意味がある』と声をかけてもらった。ありがたく、誇らしい気持ちになった」といい、エイサー活動の意義を改めて感じたという。
季節外のエイサーで地域を元気に
旧盆以外の時期としては今年4月、コロナ禍で我慢を強いられている生活の中で明るく元気を出してもらおうとエイサーを披露。22人が計10曲を演舞した。
うるま市安慶名の「パーラーOki」の店舗前で披露し、沿道には約200人が集まり、大きな拍手が送られた。企画した天願会長と同店の須藤竜店長は「少し早いエイサーが地域を彩り、青年のエネルギーが安慶名や地域を元気づけたと思う」と喜んだ。
気持ちは「ちむどんどん」
新宿エイサーまつりには、約50人が参加する予定だ。出演に向けて、青年会は週三回、公民館で午後8〜10時まで熱心に練習している。
また、エイサー演舞やゴルフ大会などで資金造成を実施。青年会メンバーの渡航費約150万円をクラウドファンディングで募っている。
具志川青年会の天願会長は「このエイサーまつり出場をきっかけに活動の幅を広げ、字具志川の歴史ある伝統エイサーを全国へ伝えたいです」と熱い思いを目を輝かせながら伝えた。
■クラウドファンディングページ
沖縄の伝統エイサーを護りたい、広めたい!地元沖縄から全国へ!! | For Good