国内初「マッスルビーチ」をアラハに 沖縄の強みで健康×観光

 

 沖縄県北谷町の安良波公園アラハビーチの砂浜部分に、運動器具を充実させた「マッスルビーチ」を作ろうと声が上がり始めている。健康増進や体作りができるビーチで、海外では観光地としても盛り上がりを見せており、正式に整備・名称化されると国内初の事例となる。
 この構想の中心となるのは、公園器具などで自重トレーニングや健康づくりを行う“ストリートワークアウト”の日本支部「一般社団法人ストリートワークアウトジャパン」(沖縄市)の仲宗根雄三代表だ。冬場でもビーチ利用ができる沖縄ならではの地域活性だとして、12月14日には北谷町議会定例会でも関連した質問が出されるなど、実現に向けて動き出している。

インスタグラマーらも世界中から

 マッスルビーチはアメリカの西海岸を発祥とする、利用者がトレーニングに励んだり、その様子を見て楽しむ人たちが世界中から集ったりするなどの交流の場となっている。近年のエクササイズブームや健康美への注目で、筋トレの愛好者だけではなく、インスタグラマーやユーチューバーが世界中から集まるなど、観光地としての再ブランディングも期待される。米国ロサンゼルス市のベニスビーチやサンタモニカビーチがその代表格で、世界的にもマッスルビーチの概念は広がりつつあるという。

米国のマッスルビーチ(引用:サンタモニカ市観光協会HP

 実際に現地を訪れたことがあるという仲宗根さんは「ビーチの一部に、鉄棒やつり革、ロープ登り、スラックラインなどができるエリア、屋外ジムや子ども用の運動エリア、ストレッチやヨガなどが行える専用芝生エリアなどが整備されていました。他にも、さまざまなストリートスポーツが行える環境が整っており、老若男女が運動を楽しんでいました。その横にあるステージでは定期的なフィットネスイベントが開催されており、盛り上がっていました」といきいき話す。

アラハビーチの環境「本場に似ている」

 アラハビーチでは現在、芝生部分に器具が一部設置されているものの、砂浜部分にはまだない。仲宗根さんは、沖縄の数あるビーチの中でもアラハビーチに注目したことについて「本場のマッスルビーチと環境がよく似ています。ストリートカルチャーが盛んで、多国籍文化が自然と根付いています。米国のマッスルビーチと同様にステージもあるので、これらの施設を有効活用することで、さらなる活性化につながるのでは」と話す。

Print Friendly, PDF & Email
次ページ:

1

2 3

関連記事

おすすめ記事

  1.  8月25日告示、9月11日投開票の沖縄県知事選挙まで、残り1カ月となった。米軍普天間飛行…
  2.  平時では、修学旅行や大型クルーズ船客などによる貸切バス需要が旺盛な沖縄。しかしコロナ禍に…
  3.  「和牛農家を続けられるのか、息子に継がせていいのか、自問自答する毎日です…」  7…
  4.  日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは7月23日、名護市の21世紀の…
  5.  コロナ禍の損失補填を求める「これまでの沖縄県の自粛要請に伴う観光事業者への協力金支給を実…

特集記事

  1.  旧統一教会の信者を母親に持つ山上徹也容疑者が安倍晋三元首相を銃殺した事件から8日で1カ月…
  2.  9月11日に投票日を迎える沖縄県知事選挙。4年間におよぶ玉城デニー知事の県政運営が県民に…
  3.  沖縄県教育委員会はこのほど、2022年度から2031年度における「沖縄県教育振興基本計画…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ