つつじ祭りだけじゃない 東村の知られざる魅力
- 2021/3/18
- 食・観光
長引くコロナ禍でも、県内では少しずつイベントが再開され始めている。春を代表する東村つつじ祭りが、感染症対策を入念に行いながら幕を開けた。そこで今回は、つつじ祭りに訪れながら楽しめる、東村の知られざる魅力に迫ってみよう。
コンビニはないけど見所はいっぱい
東村は本島北部の東側に位置し、名護の上、大宜味の右隣、国頭の下という場所にある。縦に長い村で、南北の長さは26km。恩納村とほぼ同じ長さなので、北向けドライブで感じるあの長さを想像すれば分かりやすい。ただ本島北部へ向かうには、国道58号線の走る西側を通りがちなので、なかなか立ち寄ることが少ない場所ではないだろうか。
人口1700人ほど、本島の中では最も人口の少ない自治体であり、コンビニがまだ一つもない村でもある。しかし見所はいくつもある。国の天然記念物に指定されている慶佐次湾のヒルギ林や、村の天然記念物指定サキシマスオウの木には自然が生み出す造形美を強く感じる。
パイナップルの生産量、出荷量はともに日本一を誇り、春を彩るつつじ祭りでは5万本のつつじが訪れる人々を笑顔にする。プロゴルファー宮里三兄妹や、過去に2度のオリンピック出場を果たした吉本久矢も東村出身であり、彼らを称えた文化・スポーツ記念館もオープンしている。