つつじ祭りだけじゃない 東村の知られざる魅力

 

さんぴん茶との密接な関係

 東村とさんぴん茶には、実はとても密接な関係性がある。さんぴん茶をここまでの沖縄大衆飲料に変えたのは沖縄ポッカだと言われている。その工場が東村にあるのだ。

みんな大好きさんぴん茶(沖縄ポッカWEBサイトより)

 現ポッカの工場はもともとパイン製造工場だった。後に沖縄ポッカコーポレーションの初代社長となる水田正明氏が沖縄駐在員として赴任して売り上げを伸ばしていく中、本土からの流通コストをどう改善していくべきかという課題に直面していた。そんな時、パイン製造から撤退を決めた工場側から「ポッカ製品を作りたい」という申し出があった。
 この時に双方のニーズがマッチし、県内での製造拠点ができたのだ。1990年のことだった。

 その後営業所スタッフで沖縄独自の製品開発が進められる中、昔から沖縄で人々に飲まれてきた「さんぴん茶」に注目。沖縄のこってりとした食文化にはさんぴん茶の苦さが良く合う。弁当とセットにできるよう缶入り飲料の販売ができないかと商品化した。
 当初は地元の人々に受け入れてもらえなかったが、社運をかけた商品。なんとか頼み込んで商店などに置いてもらうと、オジーオバーたちから火が付いた!
 その後CM展開などにも力を入れ、多くの商店から引っ張りだこになる商品へと成長したのだ。

 ダムにさんぴん茶など、知られざる魅力がたくさん詰まった東村。ぜひ、つつじ祭りで心身ストレスを発散しながら、見所満載の村を堪能してみてはいかがだろう。

Print Friendly, PDF & Email
次ページ:
1 2

3

池村 純

投稿者記事一覧

沖縄情報英字ウェブマガジン Okinawanderer、外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者および県民との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても活動。2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても出演し、沖縄の隠れた魅力を発信中!

この著者の最新の記事

関連記事

おすすめ記事

  1.  沖縄県内各地域で受け継がれてきたその土地の言葉「しまくとぅば」。文化やアイデンティティの…
  2. サッカーの沖縄キャンプをPRする(左から)まーちゃん、尾形貴弘さん、髙原直泰さん=1月10日、豊見…
  3.  台湾の金門島をご存じでしょうか?「台湾の」と書きましたが、島の位置としては「え?なんでここが台湾…
  4.  沖縄の「長寿県」という称号はもはや過去のものとなった。厚生労働省が12月23日に発表した…
  5.  年末が差し迫ってきて「そろそろ大掃除の時期だな…」と感じ始めている人も多くなっている今日…

特集記事

  1.  八千代エンジニヤリング株式会社(東京都)はこのほど、琉球大学工学部の神谷大介准教授と共同…
  2. 今年の正月に首里城で開かれた「新春の宴」にて  2022年は観光業界だけでなく、経済界も含め…
  3.  沖縄県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は1月4日、首都圏・阪神圏在住の現在…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ