女優・柴田千紘の沖縄めぐり 「久米島4泊5日」編 ②

 

 旅を愛する女優・柴田千紘さんに、沖縄リピーターの立場で見た沖縄を素直な視点で描いてもらう紀行日記の第6弾。今回は飲みまくり、食べまくりの久米島旅。島の人たちのフレンドリーさと親切さが沁みる珍道中2本目です(1本目はこちら:女優・柴田千紘の沖縄めぐり 「久米島4泊5日」編 ①)。


 久米島3日目。目覚めると二日酔いの頭痛の中で「しばたさーん、今日、船全便欠航だって」という言葉が飛び込んできた。軽石というよりは普通に天候のせいで波が高いということが理由みたいだったけど、とにかく友人は与論島にも行く予定があってそれをキャンセルすると高いから飛行機で帰るという。

 天気で船が欠航になることはまぁまぁよくあることなので皆さんも離島に行くスケジュールには余裕を持って。港へ友人を送りついでに国吉さんが鍾乳洞にも寄ってくれました。(ここから友人のスマホを使って電話したり写メを撮ることもできなくなった)

 鍾乳洞は人骨がたくさんあるし霊感の強い人は奥にいかないほうが…とか色々聞いていたから怖かったけど、せっかくだし入口くらい…と見せてもらったら、これは本当、行けて良かったです。めちゃくちゃ神秘的。

 霊の多いところだとして、そういう場所って強いパワースポットでもあるんですよね。ジャングルのような入口からは大きな木や植物の守るようでも壊すようでもあるまさに神様みたいな存在感があって、たしかに怖いくらいで息を呑みました。

 奥に入るのはやめておいたけど、数年前マヤ文明の旅でメキシコのカンクンのまわりの泉をまわってた時に似た神聖な気持ちになりました。あの泉も昔人を生贄で捧げる儀式をやっていて人骨が見つかったりしているそうだから、似たようなパワーがある場所なのかもしれないですね。

 その後、ジブリの建物と国吉さんが呼んでいた場所にも行きました。中を覗いてみると、子供たちがおとなしく作り物をしたり描き物をしたり学童みたいになっていた。そこで流れていたテレビがジブリじゃなくてクレヨンしんちゃんだったのも面白かったけど、高台にあるその建物の前はただただ綺麗な静かな美しい芝生で、その奥には水色の海が広がっていて、なんだか景色が平和すぎて映画のようでした。

 ジブリのアニメというか、むしろ「約束のネバーランド」とか カルトコミックの連ドラで「ユートピア」ってのがあるんですけどその子供の施設みたいな、サスペンスやホラーで映る平和な映像や美しいクラシック音楽のような…そんなイメージが浮かぶ異様な天国を見た感じ。

 カフェや図書館を兼ねてるようで、調べると宿泊施設で「風の帰る森」という所だそうです。

 久米島にこういうのがあったのも宮崎駿さんが来ているのも初めて知ってトキメいていたんですが、というのも私ほんとうにめちゃくちゃジブリと宮崎駿さんが好きなんです!
 そんなの日本人皆大好きだわという話でしょうけど、作品性とかだけじゃなくて、顔もドタイプで、携帯の待ち受けにまでしているんです。宮崎駿さんの顔のアップ笑。これには「クセが強い」とよく引かれます。ジブリの“ニオイ”もあるなんて私にとってトキメキの強い島だなぁ。

 昼寝して二日酔いが落ち着いた頃ゲストハウスにある自転車を借りて、ひたすら続くさとうきび畑の間の道を思うままに走って、島尻の集落や川や奥武島(おうじま)の橋から見る綺麗な浜と海を見て、そして牛舎を通りかかり産まれたての仔牛に会ってしまった時にはさすがにカメラを探しに走っていました。スマホがないことで連絡がとれなくなるよりも写真が撮れなくなるのが辛かった。

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