「しまくとぅば」と「島唄」の伝承 第4回U−18島唄者コンテスト
- 2021/2/15
- エンタメ・スポーツ
優秀賞の池田さんは、岡山県からの出場である。今回初めて埼玉、大阪、岡山と県外から3名が本戦に出場しており、甲乙つけがたいほどの腕前だった。
池田さんは「今日までドキドキしていた。凄く嬉しい。賞をとることより、心に響く島唄を唄いたいと思って練習してきた」。と話した。池田さんは、小学生5年生の時にテレビから流れてきた三線の音色に惹かれて、母親に三線をねだったそうだ。その話を聞いた、離れて暮らす父親から三線がすぐに贈られてきた。実は、父親も昔から三線を弾いていた事をそこで初めて知った。母親は「びっくりしました。親子の血は争えないですねぇ。」と笑った。
一昨年には、父親に八重山の島々に連れて行ってもらい、三線と民謡を通じて島の人たちと交流、沖縄の風、音を体感し益々島唄にのめり込んだ。もっと沢山の事を学び勉強していきたいと意気込んでいる。
奨励賞受賞の伊江さんは姉妹で参加したお姉さん。凜とした出で立ちが美しく、それが唄にも表現され、女性らしい強さが伝わってきた。
「琉舞を先に習って、三線と唄をお稽古するようになりました。妹と一緒に毎日練習して節回しや声の出し方に気をつけて唄いました。素敵な賞をいただけて嬉しい。琉舞とともにもっと極めていきたい」と声が弾んだ。