【速報】浦添市長選 現職・松本氏が3選 過去最多得票

 

 2月7日に投開票された浦添市長選は、現職の松本哲治氏(53)=無所属、自民、公明推薦=が、前市議で新人の伊礼悠記氏(38)=無所属=を破り3選目を果たした。午後11時半時点(開票率 98.49%)で3万3231票と、過去最多の得票数となった。

 米軍那覇軍港の浦添移設問題や新型コロナウイルス対策などで、市民に信を問う形相となった選挙戦を制した。軍港問題については、埋め立て位置を巡り昨年8月、公約を“断念”する形で県と那覇市が推す「北側案」を受け入れた経緯があった。

 伊礼氏を支援した玉城県政と「オール沖縄」勢力にとっては、1月の宮古島市長選の勝利の波に乗ることができなかった。投票率は62.98%で、前回より1.61ポイント上回った。

 松本氏は医療・福祉関係団体や企業団体の支援を幅広く受け、コロナ禍での選挙戦を展開。米軍キャンプ・キンザー返還後の西海岸開発や周辺海域の保全、子育て政策での実績の高さなどを前面に打ち出したほか、まちづくりの核として「SDGsうらそえ」をアピールした。

 当選を受けて松本氏は市伊祖の選挙事務所で「手ごわい相手で苦しい闘いでしたが、皆さまのお助けを頂きまして、ここまで来ることができました。沖縄一幸せな市長です」と支持者らに礼を述べ「共に浦添市のために走って参りましょう」と今後の4年間に向けて気持ちを新たにした。

 軍港問題に関して、報道陣に対し「これだけの市民が私に付託したということは、浦添市にとって苦渋の決断であったとしても、(県、那覇市との)合意の中でしっかりと協議をして進めてもらいたいという意思だと思います」と述べた。玉城デニー県知事が三者合意後に浦添移設前の先行返還に言及したことに関連して「三者合意をベースにして確認すべきことを確認しながら進んでいきたい」とした。さらに県や那覇市との早急な対談を求める姿勢を示した。

 松本氏は1967年10月生まれ、浦添市宮城出身。米国カリフォルニア大学バークレー校卒。高齢者福祉施設勤務、福祉系NPO法人代表理事を経て、2013年の浦添市長選で初当選。好きな言葉は「百花繚乱」。

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長濱 良起

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フリーランス記者。
元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。
1986年、沖縄県浦添市出身。著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(編集工房東洋企画)

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