浦添市長選いよいよ投開票日 各候補が前日に打ち上げ式

 

 任期満了に伴う浦添市長選が7日に投開票される。3期目を目指す現職の松本哲治氏(53)=無所属、自民、公明推薦=と、前市議で新人の伊礼悠記氏(38)=無所属=の両陣営はそれぞれ6日午後4時から、市内で打ち上げ式を行った。

松本氏「分断されずに心を一つに」

 大平交差点で打ち上げ式を行った松本氏は、シンボルカラである黄緑のスニーカー姿で登場。交差点沿道を埋め尽くした支持者の歓声で迎えられた。選挙戦を巡る誹謗中傷に「こんな私でもだいぶ傷ついた」としながらも支援者のおかげで奮起し続けられたことに「沖縄一の幸せ者です」と礼を述べた。「浦添市の未来は決して平坦な道ではないでしょう。私たちが分断されずに心を一つに出来る時、浦添市が沖縄を作っていく先頭バッターになれる」と声を張り上げ訴えた。

伊礼氏「暮らしと命を守る政治を必ず実現」

 伊礼氏は市経塚のサンエー経塚シティで打ち上げ式を行った。集まった支援者の中には、伊礼氏と同世代とみられる女性や子連れの親子の姿が多くみられたのが印象的だった。沿道には「美ら海に軍港いらない」と大きな文字で書かれたパネルが並ぶ。マイクを握った伊礼氏は軍港建設の中止を訴えながら「暮らしと命を守る政治を必ず実現する」と繰り返し強調。「目の前の暮らしと、子どもたちの生きる未来への1票を私に託してほしい」と呼びかけた。

有権者9万人の審判やいかに

 主な争点は那覇軍港の浦添移設の是非、西海岸開発や米軍キャンプ・キンザー跡地利用、そして新型コロナウイルスへの対応策だ。市の選挙人名簿登録者数は90,964人(男性43,552人、女性47,412人)。


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