自店HPで他店商品販売 コロナ禍 助け合いの連鎖 ブエノチキン浦添
- 2021/1/29
- 食・観光
お客さんとの気さくな会話の中で、おいしい食べ方やこだわり、お店の歴史を伝えるなどした結果、親近感を持った人々が口コミで人気を広げていったという。
「結局は人と人の“土っぽい”つながりなんだと実感しました。店と客だけでなく、店と店、店と地域のつながりも結局人ありきなんですよね」
販売利益は全て提携店舗へ
提携店舗のひとつ、ヴィーガン料理を提供する浮島ガーデン(那覇市松尾)。県産有機無農薬の農産物にこだわっている。同店からは「ベジタコライス」と「沖縄麻炭デトックスコーラ」がラインナップされる。
浮島ガーデンの中曽根直子さんは、企画の提案を受けた時に驚いたという。「店頭売価での買い取り、掛け取り引きではなく即日決済。この条件は本当に粋だと思いました。コラボというか、一方的にやってもらっているという感じですよね。『ブエノチキンがレコメンドするなら』という信頼も、先方の購買層に届いたのではないかと思います。おかげさまで、オリジナル商品の新パッケージラベルの製作費を得ることができました」
この感謝の気持ちに対して、ブエノチキンのブエコ社長はこう話す。
「浮島ガーデンは‘ベジ’のお店なのにも関わらず‘ニク’のブエノチキンのことをかねてより各所で紹介してくれていた。今回の企画は逆に恩返しです」