オンラインで離島めぐり!離島×ITで新しい離島旅行を推進

 

 本サイトで既報(https://hubokinawa.jp/archives/3894)の通り、県の令和2年度離島オンライン体験サポート事業」を受託して、株式会社パム・コークリエーションと株式会社アクティビティジャパンが共同事業体として離島の特色を生かしたオンライン体験プログラムを開始した。

 新型コロナウイルスの感染拡大になかなか歯止めがかからない中で、オンラインを通して非接触・非訪問で安全に離島の魅力を感じてもらおうというこの事業についてさらに詳しく紹介してみたい。

体験プラン作成サポートも。本事業の2つの狙い

 先日、伊平屋村島のクラスター発生が大きなニュースとなったが、新型コロナウイルス感染拡大における離島への来島自粛や入域客数の減少は、離島でアクティビティビジネスを行う人々にとって大きな痛手であることは容易に想像ができる。

 新型コロナウイルス問題による観光収益の鈍化はもとより、観光人材の休業・失業に伴う他業界への流出や提供できる観光サービスの低下、今後の観光人材の不足などの懸念を解決すべく立ち上がったのが本事業だ。

 本事業は、上記の懸念を抱く事業所を集め、コロナ禍における非接触型・非訪問型の「オンライン体験」(オンライン上で気軽にインストラクターやガイドと顔を合わせて会話を楽しみながら、その土地ならではの観光資源を疑似体験できる仕組み)をプラン作成時からサポートする。

 そこには2つの目的があり、ひとつは離島の安定的な観光収益の獲得だ。そしてもうひとつは、オンライン体験を実際に受けたお客が新型コロナウイルス終息後に「あの島に行って、実際に体験したい」と思わせ、ファンを獲得することである。

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