県内特A工事、合計売上高が2.1%減の3861億円

 

 帝国データバンク沖縄支店は、県内で建設業を主とする企業データを基に、格付けが最上級の特Aランク工事業者の売上高ランキング(2019年11月~2020年10月期)を発表した。調査の対象となった企業全体の売上高の合計は3,861億9,500万円となっており、前期の合計3,945億700万円よりも83億1,200万円減少した。

 売上高減少の主な要因には、大型ホテルや商業施設などの新設がピークを過ぎて落ち着いたこと、共同住宅などの不動産投資に対する金融機関の審査厳格化が発注件数の減少を招いたことを挙げている。さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、ホテルや商業施設の建設需要が減退したことも指摘している。

トップは國場組、仲間組が伸び率増

 売上高1位は國場組で、277億3,000万円。前期計上の恩納村の大型ホテル新築工事竣工による反動減で、前期比で27.5%減となったものの前年に引き続き県内トップを堅持した。
 続く2位は大米建設の228億2,400万円で、大型ホテルや病院建設に加え、市庁舎や沖縄防衛局発注の公共工事で実績を伸ばし、前期比2.4%増とした。3位には207億6,100万円で沖電工がランクイン。親会社の沖縄電力からの受注が好調なことに加え、給油施設、米軍関連の工事も手がけ、前期比2.2%増となった。

 トップ10の売上高と増減率は以下の通り。

①國場組(那覇市)…277億3,000万円、27.5%減

②大米建設(那覇市)…228億2,400万円、2.4%増

③沖電工(那覇市)…207億6,100万円、2.2%増

④屋部土建(名護市)…202億1,600万円、0.8%増

⑤アメリカンエンジニアコーポレーション(宜野湾市)…158億3,000万円、27.5%増

⑥金秀建設(那覇市)…142億2,100万円、28.6%増

⑦仲本工業(沖縄市)…137億5,200万円、16.2%増

⑧上門工業(沖縄市)…115億9,600万円、1.1%減

⑨太名嘉組(浦添市)…110億5,600万円、10.5%増

⑩沖縄プラント工業(浦添市)…101億8,600万円、0.4%減

 売上高の伸び率でみると、金武町のバイパス工事を受注した仲間組が119.5%増で最も大きかった。次いで与那原2号橋下部工事を手がけた豊神建設(90.8%増)、大宜味村やんばるの森ビジターセンター工事を受注した山口建設(87.0%増)と続いた。

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