指導しない女子サッカー指導者の「居場所づくり」

 

 週末の那覇市、新都心公園人工芝コート。「ナイスシュート!」「うわぁ、上手いなぁ」「何かそれ、インチキじゃないか!」
 子どもから大人まで、声を弾ませながらサッカーの試合を楽しんでいる。トレーニングやコーチによる指導も何もない。ただただ笑顔で”試合だけ”に興じているこのグループを取材した。

サッカーをしたくても・・

 J2のFC琉球をはじめ、小さな子どもたちから社会人、プロリーグ入りを目指すチームまで、県内ではたくさんの男女サッカークラブが活動している。全国大会出場や、上位進出、プロサッカー選手を目指して日々切磋琢磨。その優秀なチーム、プレイヤーを育てようとする監督やコーチがいる一方で”普及”に力を注ぐ指導者たちもいる。
 那覇市の少年サッカーチーム、坂下FCの長堂はじめ監督は日本サッカー協会のキッズリーダーインストラクターの資格を持つ。今年の夏、まずは一般女子の普及活動からスタートさせた。

 「沖縄は一般女子の活動は琉邦クラブ(糸満市)しかなくて、ママさんフットサルチームで長くプレーしている人たちもいるんですが、高校でサッカーを卒業してしまう場合が多いです。なのでサッカーを卒業ではなくて(就職や、結婚出産などで)一旦休止。だいたい大学や専門学校に進学したり就職して落ち着いたらまたやる場所があればいいでしょうということで始めました。男子はけっこうあるんです。社会人になってもフットサルとか仲間内で集まってゲームとか。女子の社会人やママさんでも流れをつくっておけば、自然にそこからお母さんがサッカーをやっていたら(その子どもたちも)増えていくはずなので」

Print Friendly, PDF & Email
次ページ:

1

2 3

関連記事

おすすめ記事

  1.  安室奈美恵、MAX、DA PUMP、SPEED、知念里奈、三浦大知…沖縄発で今現在も大活…
  2.  感染者数は依然として収束を見ないが、「ウィズコロナ」の広がりから徐々に国内からの入域客数…
  3.  サッカーJ2のFC琉球が、いよいよ崖っぷちに追い込まれた。  琉球は9月18日、沖…
  4.  9月11日は沖縄県知事選挙の投開票日。その日は他にも、県議補選(那覇市・南部離島選挙区)…
  5.  沖縄県の八重瀬町出身で、3人制バスケットボール(3×3)の元女子日本代表である伊集南さん…

特集記事

  1.  2022年“選挙イヤー”の沖縄で最大の政治決戦となる9月11日の県知事選は、米軍普天間飛…
  2.  今年で本土復帰から50年の節目を迎える沖縄。9月11日には14回目の県知事選挙が行われる…
  3.  コロナ禍に突入してもう2年半が過ぎた。「もうすぐコロナ禍が終わるはずだ」と希望を抱き続け…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ