レスリング銅メダルの屋比久選手に県民栄誉賞 「パリではてっぺん取る」

 
県民栄誉賞を授与された屋比久翔平選手(右)と玉城デニー知事=18日、沖縄県庁

 沖縄県は18日、東京五輪のレスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級に県勢として初めて出場し、銅メダルに輝いた屋比久翔平選手(26)に県民栄誉賞を授与した。県庁で行った授与式で、屋比久選手は「競技をやるからには、世界のてっぺんを取りたい。パリ五輪では金メダルを取って、一番輝いているメダルを持って、皆さんに報告ができるように頑張りたい」と決意を新たにした。

 玉城デニー知事は、「この輝かしい功績は、県民に大きな感動と明るい希望を与えてくれた」とたたえ、表彰状と記念品として内閣総理大臣賞を受賞した現代の名工の平良恒雄さんが製作した琉球ガラスの壺「島景色」を手渡した。

 受賞者あいさつで、屋比久選手は、東京五輪が1年延期での開催になったことについて「すごく精神的に辛い時期もあったが、僕ら競技者が結果を残すことで、他の方々に何かを与えるものがあるのではないかと思い、1年の準備期間を頑張ってきた」と胸中を明かした。

 その上で、「五輪で銅メダルを獲得できて、すごくうれしかった。周りの方から『すごく元気をもらった』ということを聞いて、とても頑張って良かった」と喜びを語った。

 県議会の赤嶺昇議長は祝辞で「パリ大会への出場と、金メダル獲得という次の夢に向かって大きく羽ばたいてほしい。県民みんなで期待し、応援している」と激励した。

沖縄に凱旋帰郷した屋比久翔平選手(前列右)=17日、那覇空港

 県民栄誉賞の受賞に先立つ17日、那覇空港では多くのレスリング関係者らが屋比久選手の凱旋帰郷を待ち受け、到着ゲートに現れた屋比久選手を「感動をありがとう」の横断幕で出迎えたほか、花束を渡すなどしてメダル獲得を祝福した。

 屋比久選手は空港で「最初はオリンピックに出ることができるか分からない状況から、こうやってメダルを下げて帰って来ることができ、すごくうれしい」とあいさつ。家族や関係者と記念撮影するなどして、喜びを分かち合っていた。東京五輪で活躍した沖縄県勢の先頭を切った屋比久選手。今後も活躍に期待したい。

(記事・写真 宮古毎日新聞)

Print Friendly, PDF & Email

関連記事

おすすめ記事

  1.  小笠原諸島・福徳岡ノ場の海底火山噴火に由来するとみられ、10月中旬に沖縄県沿岸に漂着した…
  2.  第二次世界大戦後、沖縄県が食糧難に直面した際、海外に移住したウチナーンチュ(沖縄…
  3.  国内有数の進学校、灘中学校・高等学校(兵庫県)の元英語教員で「夢をかなえる英単語ユメタン…
  4.  10月中旬に沖縄県への軽石漂着が確認されてから1ヶ月以上が経った。軽石は漁業や観光、周辺…
  5.  沖縄の伝統工芸のひとつ、琉球漆器は中国から技法や原材料が持ち込まれ、14世紀ごろからその…
琉球海運_広告国場組大寛組前田鶏卵
大寛組前田鶏卵国場組琉球海運_広告

特集記事

  1.  国内有数の進学校、灘中学校・高等学校(兵庫県)の元英語教員で「夢をかなえる英単語ユメタン…
  2.  国内有数の進学校、灘中学校・高等学校(兵庫県)の元英語教員で「夢をかなえる英単語ユメタン…
  3.  公益財団法人「みらいファンド沖縄」が「子どもの人権保障」という観点から、部活動に取り組む…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ