ソフトバンクホークスが野球教室 沖縄県勢6選手が指導

 
沖縄県内の小学生を対象にした野球教室で、参加した子どもたちとストラックアウトを楽しむ福岡ソフトバンクホークスの東浜巨選手=23日、那覇市

 プロ野球の福岡ソフトバンクホークスの現役選手が23日、沖縄や九州各地で小学生を対象にした野球教室「ベースボールキッズ2023」を開催した。沖縄会場の沖縄セルラースタジアム那覇には、県内290人の小学生が参加し、東浜巨選手や嶺井博希選手ら県出身の6選手とともに、野球や質問コーナーなどを通じて交流した。

 この野球教室は、県内の小学生が選手たちと一緒に、野球に限らず運動や遊びを通して交流することが目的。参加した児童らは、投球、守備、打撃、走塁、遊びのグループに分かれ、選手らと触れ合った。

 東浜選手は投球指導を担当。9枚の的に向かって球を投げる「ストラックアウト」を用意し、制限時間内にどちらが多く的を倒せるかなどのチーム対戦方式で楽しんだ。

 子どもたちからの「コントロールを良くするには?」などの質問に対し、東浜選手は「キャッチボールを大事にやって、今の投げ方になった。急にコントロールは良くなるわけではないが、キャッチボールは大切」と答え、基本が大事であることを説明した。

 また、嶺井選手は守備のグループに対して自らノッカーを務め、打球を3バウンドで捕球する練習を指導した。

 砂川リチャード選手は、打撃を担当。ティーバッティングを行い、児童らがうまく打つことができると、グータッチをしてたたえた。

 このほか、イベントでは質問コーナーや選手らのサイン入り色紙やキャップなどの愛用品が当たる抽選会が行われた。

 イベント後、嶺井選手は報道陣の取材に「沖縄の子どもたちは、元気が良くて僕もパワーをもらった。野球だけじゃないスポーツも勉強も頑張って、1人でも多く世界で活躍できるようになってほしい」と語った。


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