新型コロナ休業協力金の受付再開 きょうから30日まで
- 2020/11/2
- 新型コロナ・医療
沖縄県は2日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため那覇市松山地区の接待・接触を伴う店舗に行った休業要請に対する休業協力金20万円(うちなーんちゅ応援プロジェクト)などの申請について、11月30日までの約1カ月間、受け付けを再開した。
対象となるのは、那覇市松山地区に休業協力要請が出された8月2日~15日の全期間休業した同地区のキャバレー、ナイトクラブ、スナックなど接待・接客を伴う事業者への協力金20万円のほか、同期間の営業時間短縮に応じた那覇市内の飲食店に対する一律10万円の協力金支給など。当初設定された、8月17日~9月11日の申請期間に間に合わなかった事業者が対象となる。
また、宮古島市平良西里・下里地区と石垣市美崎町の接待・接触を伴う遊興施設で、8月7日から20日まで発出された休業要請に応じた施設のうち、8月24日~9月18日の申請期限に間に合わなかった事業者についても、休業協力金20万円の受け付けを再開する。
これまでの申請は半数以下
県によると、松山地区での休業協力金の申請は対象事業者378店舗に対して申請したのは137社(36.24%)、宮古島市では177店舗に対して77社(43.50%)、石垣市は120店舗の56社(46.66%)にとどまっている。
玉城知事は10月30日、県庁で会見し、受け付けの再開について「事業の継続の一助としていただきたい」と述べた上で、申請率が予測より低かったことを受け「期間に間に合わなかった方々が相当数いることを踏まえて、できるだけ多くの困っている方々にお届けしたい」と強調して申請を呼び掛けた。
申請方法は、県ホームページの商工労働部中小企業支援課ページから申請書をダウンロードし、「うちなーんちゅ応援プロジェクト事務局」(〒900-0004 那覇市銘苅2-3-6 那覇市IT創造館4階)へ郵送する。申請書は、県庁1階の県民ホールや、県宮古合同庁舎(2階総務課入口)、県八重山合同庁舎(2階総務課入口)でも入手できる。
県では、申請受け付け期間中(平日午前9時~午後5時)はコールセンターを設置して対応する。問い合わせは080-8594-7947まで。
(記事 宮古毎日新聞)