沖縄への観光客、4月は74万9300人 前年同月比11.9%増
- 2024/5/28
- 経済
沖縄県の文化観光スポーツ部は28日までに、4月の入域観光客数は前年同月比11.9%(7万9500人)増の74万9300人だったと発表した。国内客が前年同月に比べ微減となったものの、外国客が前年を大幅に上回った。
全体の入域が前年を上回るのは29カ月連続で、4月としては復帰後4番目に多い入域数となった。一方、コロナ禍前の2019年と比べると、外国客の戻りが6割程度にとどまり、総数は12.0%(10万2100人)少ない入域だった。
国内客の入域は59万400人で、前年同月に比べ2.1%(1万2700人)少ないものの、19年同月(60万1100人)とほぼ同じレベル。外国客は15万8900人で、前年同月からは2.4倍で大幅増になったが、19年同月(25万300人)に比べると63.5%となっている。
国内客の地区別で最も多かったのは、東京方面の28万3800人で、全体の約半数を占めた。次いで、大阪方面12万7200人、福岡方面7万2900人、名古屋5万700人、その他5万5800人だった。
県では、国内客について「4月は、春休み及びゴールデンウィークの旅行需要に対する航空会社の臨時便・季節運航等(東京、名古屋、関西方面)があったものの、昨年の全国旅行支援の反動減などにより前年同月を下回った」と分析している。
5月については「ゴールデンウィークに係る航空会社による臨時便・季節運航があることなどから堅調に推移すると見込まれる」と指摘した。