7月電気料、一般家庭で616円上昇 国・県の支援終了で 沖縄電力

 
沖縄電力那覇支店(資料写真)

 沖縄電力(本永浩之社長)は30日、一般家庭の電気料金(月間使用料260㌔㍗時と仮定)の7月請求(6月使用)分が9663円になると発表した。6月請求(5月使用)分から616円値上がりとなった。

 電気料金の上昇は、3カ月連続。再生可能エネルギー発電促進賦課金が上昇したほか、国と県が行ってきた支援策の補助が、6月請求(5月使用分)は半減、7月請求分からは終了することが理由という。

 同社は燃料費の大幅な高騰を理由に、昨年6月から一般家庭で約33.3%となる電気料金の値上げを行っている。一方、全国的に国が行っていた支援に上乗せする形で、県内では国・県が連携して同時に支援を実施してきた。

 このため、昨年6月使用分の電気料金は、一般家庭で補助がない場合は1万円を超えていたが、支援により約8100円に抑えられた。

 また、当初は昨年9月までとされていた国と県の支援は、燃料費の下落に伴い、補助を半額として今年5月使用分(同月はさらに半減)まで延長。結果として、同期間に一般家庭の電気料金は、おおよそ7000~8000円台を推移していた。

 同社の担当者は、今後の電気料金について「燃料費の推移などが不透明で、確実に見通すことは難しい」と話している。

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