「本土復帰」題材に沖縄の現実描く 演劇『9人の迷える沖縄人』
- 2020/10/15
- エンタメ・スポーツ
他者を慮る大切さ
制作を担当する北住景子さんは作品について「色んな立場の人たちが、それぞれに『自分が沖縄を良くしていくために思っていること』をぶつけ合い、議論がヒートアップする場面もあるが、登場人物の中に“悪い人”はいない」と強調する。視点や考えに差異はあっても、沖縄のことについて思いを巡らせているというベクトルは同じ。しかし、その中で無意味な対立や分断が生まれている現実を指摘しつつ「この作品を鑑賞してもらうことで、違う立場の人の考えを慮ることの大切さにも気づけてもらえれば」と語った。
オンライン配信は「アトリエ銘苅ベース」のオンラインSHOP(https://mekarubase.stores.jp/)でチケットを購入して見ることができる。チケットは1600円から。台本のPDFデータや、銘苅ベースのオリジナルTシャツがセットになったチケットもある。配信期間は10月31日まで。
・演劇『9人の迷える沖縄人 ~50 years since then~』
・作:安和学治・国吉誠一郎
・演出:当山彰一
・出演:
仲嶺雄作
国仲正也(鳩ス)
犬養憲子(演劇きかく「満福中枢」)
島袋寛之(TEAM SPOT JUMBLE)
当山彰一(劇艶おとな団)
宇座仁一(宮城元流能史之会)
上門みき
伊禮門綾(劇団綾舟)
与那嶺圭一(TEAM SPOT JUMBLE)
・特設サイトHP:https://9nin-2020.tumblr.com/