台湾デジタル担当相と知事対談も 観光にテクノロジー導入の見本市「リゾテック沖縄」

 
提供写真:プレ開催時の様子

 新型コロナウイルスの感染拡大によって県内の観光業が深刻な打撃を受けたことは言うまでもない。政府の支援事業「Go To トラベル」などによって9月下旬の4連休には前年の6〜7割には観光客が戻るなど明るい兆しが出てきたとはいえ、まだまだ感染拡大前には及ばないのが現状だ。

 そうしたなかでも観光業に活気を取り戻す取り組みは欠かせない。10月29日(木)~11月1日(日)にかけて宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれる「ResorTech Okinawa(リゾテック オキナワ)おきなわ国際IT見本市 2020(以下:リゾテック)」は、テクノロジーを活用することで観光を中心に宿泊や飲食、農林水産業などに付加価値をつけ新たなビジネスの創出につなげようというものだ。

 リゾテックの実行委員会事務局に取材し、2回目の開催となる今回の見どころや前回との違い、そして混雑も予想される中でどのように新型コロナウイルス対策を行っていくか等を聞いた。

オンライン・オフライン双方での開催

 ResorTech(リゾテック)とは「Resort(リゾート)」と「Technology(テクノロジー)」をかけ合わせた造語である。今回の開催は、今年2月5日〜6日の2日間にかけてプレ開催された1回目に続く2回目のもの。前回はコロナの感染拡大前ということもあり、出展企業135社・来場者が8000人を超える盛況となった。

 このイベントは、リゾート地に暮らす人々と訪れる人々の生活と行動を快適で便利・安全・安心にするテクノロジー、そしてリゾート地を支える観光~農林水産省など、あらゆる産業の生産性や付加価値を向上させるテクノロジーが集まるもので、展示会を中心にシンポジウムや商談が実施される。(出展企業は随時リゾテック公式HPにアップされる)

 またオンライン上で「Okinawa Startup Festa(オキナワ スタートアップ フェスタ) 2020」が同時開催され、県内のスタートアップ企業が集まり、展示やピッチイベント、投資家×スタートアップCEOによるトークセッションなどが催される。(https://startupfesta.okinawa/

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