台湾デジタル担当相と知事対談も 観光にテクノロジー導入の見本市「リゾテック沖縄」

 

 前回と大きく変わった点は大きく分けて2つある。1つは「ツーリズムEXPOジャパン2020 旅の祭典 in 沖縄」も同時開催されることだ。本イベントは東京で毎年開催される旅行博となり、世界一周気分が楽しめる本場ステージパフォーマンスや体験イベントなど、コロナ禍後の観光需要回復を目的とした催しが実施される。なお、東京・大阪以外の開催は初めてとなる。

 2つめの違いは、オンライン・オフライン双方で開催されるという点だ。前回同様、オフラインでは会場にて各テクノロジーを見たり聞いたり体験できるのだが、今回はオンラインでも動画視聴や資料ダウンロード、商談や名刺交換が可能となる。もちろんセミナーやシンポジウムの動画視聴も可能だ。

提供写真:プレ開催時の体験ブース

台湾デジタル担当相はテクノロジー活用で何を語るのか

 沖縄初上陸となるツーリズムEXPOジャパンも見どころのひとつだが、シンポジウムや講演にも注目したい。

 10月31日13時30分~15時、星野リゾート代表によるキーノートスピーチが催される。スピーチでは、星野リゾートのイノベーションを支えるテクノロジー戦略について登壇予定だ。その後同氏による「リゾテックが拓くその先の社会」パネルディスカッションが実施され、16時からは台湾のデジタル担当大臣オードリー・タン氏より「テクノロジーはアフターコロナのアジア/地方をどう変えるか」について語られる。その後、オードリー・タン氏と玉城デニー知事による特別対談「ニューノーマル時代の台湾・沖縄連携」が行われる。(なお、オードリー・タン氏はリモートでの参加となる)

提供写真:台湾デジタル担当大臣オードリー・タン氏

 特に注目したいのは、オードリー・タン氏と玉城デニー知事による対談だ。台湾デジタル担当大臣として新型コロナウイルス封じ込めに成功したと一躍有名になったオードリー・タン氏が考えるこれからのアジア・地方がどう変わるかという話や、アジアとして沖縄県としてどのように台湾と連携を図り、どのようにテクノロジーを活用すべきかという点は大変興味深い。

徹底したコロナ対策

 前回多くの来場者が集まったが、「密」が懸念される今、気になるのはコロナ対策だ。ここではオンライン開催以外のコロナ対策についてお伝えしたい。

 まず前回同様、来場に関しては事前申し込みが必須となっている。事前申し込みには個人情報の記入が必要なので、感染者が出た際の後追いはスムーズになるだろう。事前申し込み時には、マスク着用義務と新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」導入を促すアナウンスも実施される。

 また、入場時の検温はもちろん、会場内通路を3メートル以上確保や各ブースの感染防止対策(飛沫防止ビニールシートや出展者のフェイスシールド着用、消毒液の設置など)、共有部分の消毒や名刺アプリ等オンライン名刺交換の推奨などを行い、運営側だけでなく出展者・来場者にも積極的に防止対策を呼びかけていく。

◎コロナ対策詳細は以下をチェックhttps://www.resortech.okinawa/news/1122

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