沖縄の伝統文化の振興と地域の活性化に寄与し、沖縄観光の冬のイベントとして定着している「杜の賑い沖縄」（主催：株式会社ＪＴＢ、株式会社ＪＴＢ沖縄）が27日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催された。琉球舞踊の「四つ竹大群舞」や琉球和太鼓、獅子舞など多彩な芸能が披露され、多くの観客を魅了した。

　開会にあたり、沖縄県の照屋義実副知事があいさつし、「本県の伝統芸能は、琉球王国の時代から、恵まれた自然と歴史の中で育まれ、多くの先人たちによって伝えられてきた県民の重要な財産です。来場者の皆さまは、心ゆくまでご堪能いただき、素晴らしい思い出にしてほしい」との玉城デニー知事のメッセージを代読した。

　獅子舞の後には「龍神の舞」も披露されたほか、龍神と獅子舞による「龍虎の舞」は迫力で観客を圧倒した。元ＴＨＥ ＢＯＯＭのボーカルの宮沢和史さんもサプライズで登場し、「島唄」を熱唱した。このほか、エイサーも披露され、最後は出演者全員によるカチャーシーで締めくくった。

（記事・写真提供　宮古毎日新聞）