沖縄県、インフルエンザ警報発令 今年度2回目

 
(沖縄県庁)

 沖縄県は25日、県内でインフルエンザが流行しているとして「インフルエンザ警報」を発令した。同警報が出るのは、今年度で2回目。県は「手洗い」「マスク着用」「予防接種」など感染対策を徹底するよう呼び掛けている。

 県では、県内の医療機関54カ所を「定点」として、インフルエンザの患者情報を週単位で収集している。定点当たり患者数が、1月15~21日の週に基準となる30人を超えた。

 インフルエンザの型別にみると、今年に入ってB型の検出割合が急増しており、今シーズンA型に感染した人が再度B型に感染する可能性もあるという。

 保健所別の定点当たり患者数は、八重山保健所が41.33人で最も多く、次いで北部保健所37.20人、中部保健所35.25人、南部保健所30.71人、那覇市保健所28.00人、宮古保健所26.50人となっている。

 感染拡大により、1月15~19日には県全体で36校が学級閉鎖などの措置を実施している。県は、インフルエンザに罹患(りかん)した場合は、救急医療に負担を掛けないよう、かかりつけ医にまずは相談すること、感染を広げないため会社や学校を休んで安静にするよう求めている。

 昨年10月中旬~12月上旬にも、県はインフルエンザ警報を発令。いったん解除となったが、再び感染が増加したため、12月28日からはインフルエンザ注意報が出されていた。


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