那覇市議会の前議長、久高友弘容疑者が15日、収賄の疑いで逮捕されたことを受け、知念覚市長は同日の定例会見で「全容解明を県警に期待している」と述べた。市政運営に与える影響については「大きなものがあると思う。市民の皆さんがいだくイメージを払拭するには、全員が一丸となって正しい道を進むしかない」と強調した。

　金銭接受疑惑を持たれていた久高容疑者は10月20日、疑惑について説明を求めるため市議会が参加を求めていた場に出席せず、議員を辞職していた。

　2022年の那覇市長選で、久高氏が自身の選対本部長を務めていたことについて、知念市長は「選対本部長は組織的に決まっていく。那覇市長選は、その時の議長が務めるという一般的な暗黙の了解があったと思う」と説明した。

　今後については「市民のイメージを払拭するには、全員が一丸となって正しい道を進むしかない。私は私なりに、職員は職員で、全員一丸でそのような方向でやっていきたい。市議会側とは、お互い車の両輪なので、情報を常にオープンにしながらやっていければと思う」と語った。

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