日給10円で何でも受けます!出会いを重ね「世界中に友人を」

 

 SNSの普及によりオンラインでのコミュニケーションが増えた現代で、オフラインで繋がることにこだわりを持ち、「世界中に友達をつくりたい」という目標に本気で取り組んでいる男性がいる。“日給10円”で何でも依頼を受け、多くの人々と出会い続けている「時間商人くにゆー」さんだ。

 2020年1月にこの活動を始めたくにゆーさんは、筋力トレーニング指導、悩み相談、お店の手伝いなど、2020年9月現在までに約90件、多ジャンルの依頼を受けており、当面の目標は日本全国で1000件の依頼を受けることだ。それに向けて10月下旬、日本一周の旅をスタートさせる。将来的には「キッチンカーで全国を走る子ども食堂」というプロジェクトを通して全国各地の人を巻き込みたいと話す。

世界中に友達をつくりたい

 中学時代から、日本や世界を周りたいという想いを持っていたくにゆーさんは、いつか旅をする時に世界各地に友達がいることで、より充実して楽しさを深めることができると考えた。
 人と出会うためのきっかけ作りはどのようにしたらいいだろうと考えていた時、 友人に紹介されたのが、1日50円で何でも屋をして実際に生活している「ホームレス小谷」さんの活動だった。最初の依頼額は50円だったかもしれないが、ひたむきに何でも打ち込む小谷さんは多くの信頼や感謝、支援を集め、衣食住には困らない生活をしていた。

 くにゆーさんは動き出した。ツイッターを通して小谷さんに連絡を取った。自分も同じような活動がしたくて、許可を得たかったからだ。
 「人との出会うためのきっかけとして、時間商人の活動をしようと思っています」
 しばらくして、ホームレス小谷さんから返事が来た。答えはシンプルだ。
 「最高!」

 この瞬間、1日10円で何でもする「時間商人くにゆー」が誕生した。

 なぜ10円なのか。なぜ50円でも100円でもないのか。
 「財布の中見たら、いつも10円玉がたくさんあるんですよね」
 誰の財布にもいつも入っている10円玉なら、誰でも自分に依頼ができると考えた。もう一つ理由がある。
 「値段は極力安く設定したいんですが、『無料』や『1円』だと、安すぎて遠慮してしまうと思うんですよ。でも、10円で買える何かってあるじゃないですか。例えば、お菓子とか。だから、10円で何かを買い物することには抵抗がないのかなと思いました」

Print Friendly, PDF & Email
次ページ:

1

2 3

関連記事

おすすめ記事

  1.  2021年1月20日、J2に所属する沖縄のプロサッカーチームFC琉球が始動した。真っ青に…
  2.  旅を愛する女優・柴田千紘さんに、沖縄リピーターの立場で見た"冬の沖縄"を素直な視点で描い…
  3.  「強烈な違和感を持った」 2022年度以降の沖縄振興計画をめぐって、去年12月30日に読…
  4.  沖縄のプロサッカーチームFC琉球のJ2昇格2年目のシーズンが終わった。22チーム中16位…
  5.  90年代、「DA.YO.NE」の楽曲でヒップホップ初のミリオンセラーを記録、紅白歌合戦出…

特集記事

  1. 「さすがに家賃の上がり方が異常でした」  そう振り返るのは、宮古島市平良の「住宅情報…
  2.  「強烈な違和感を持った」 2022年度以降の沖縄振興計画をめぐって、去年12月30日に読…
  3.  ことし、26年間の歴史に幕を下ろした老舗ライブハウス「宜野湾HUMAN STAGE(ヒュ…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ