「サッカーに損得は考えたくない」FC琉球、金鍾成新監督インタビュー
- 2023/10/4
- エンタメ・スポーツ
―前回の監督就任時は3年でJ3優勝に導きました。今後の短期、中期、長期で取り組みたいことは?
今年に関しては、残りの試合でJ3に残留する課題がある。また、やっぱり選手がどんどん自分たちで動いていく、仕掛けていくようになっていけばと思っている。
中期、長期になると、事を急ぐとひずみが出てくる。選手の育成もそうだが、急に上手くなるということはないので、じっくり取り組む。来季は時間もあるので、入りのところから、僕なりのやり方になるとは思う。
ただ、僕らの仕事は、いくら計画を立ててもその通りは行かないもの。なので、僕が1年しかないとすると、2年分を1年でやろうとはしない。短期、中期、長期でも、そういうペースで淡々とやっていくしかないと思っている。
沖縄で人気を争うべきライバルは「高校野球」
―沖縄という場所について、どんなことを感じますか
沖縄の方々は、すごく思いが強い。「世界のウチナーンチュ大会」を見ても、こんなに思いが強いのかという印象を持った。
また、高校野球でもゴルフでも一番が好きで、すごく熱狂する。サッカーもそうなれば良いなと思っている。
我々はプロなので、見る人が軸になる。僕は攻撃的サッカーを提示し、そういったものが、いろんな形の中で繰り返されて「沖縄のサッカーってこういうもんだね」というものが形になっていくと思う。
ゴルフ練習場に行くと、高校野球をやっている時は打席に人がいない。ゴルフバッグを置いて高校野球を見ている。子どもの時に、映像で見た力道山を見るのと同じような世界があって。すごく僕の中では新鮮だった。